導入ソリューション:
入場チケット発券POSシステム(システム受託開発)
お客様:
株式会社サンリオエンターテイメント
お客様の概要
株式会社サンリオエンターテイメントは、
サンリオのキャラクターの物語を体感できるテーマパークを運営しています。
テーマパークは、東京都多摩市にある屋内型テーマパーク「サンリオピューロランド」と、九州・大分県の「ハーモニーランド」の2カ所。
サンリオキャラクターの世界観を体感できるアトラクションや本格的なライブショー、パレードなど、感動を共有する時を演出します。
株式会社サンリオエンターテイメント
URL :
http://www.sanrio-entertainment.co.jp/
所在地 :
(本社)〒206-8588 東京都多摩市落合1丁目31番地
社員数 :
315名(アルバイト、出演者除く) 2013年4月1日現在
運営施設 :
◆サンリオピューロランド(〒206-8588 東京都多摩市落合1-31)
http://www.puroland.jp/
◆ハーモニーランド(〒879-1598 大分県速見郡日出町大字藤原5933番地)
http://www.harmonyland.jp/
ご協力いただいた皆さま
株式会社サンリオエンターテイメント(以下サンリオエンターテイメント)様の運営する「サンリオピューロランド(東京都多摩市)(以下ピューロランド)」と「ハーモニーランド(大分県速見郡)」の「入場チケット発券POSシステム(以下発券POSシステム)」の新規開発を当社・ティアックシステムソリューションズ株式会社が担当させて頂いた。本プロジェクトをご担当されたサンリオエンタ―テイメントの総務部 情報システム課 課長代理 田原明弘様、総務部 情報システム課 係長 鞆綱伸宏様に開発の経緯を伺った。
QR導入で発券・入場がスムーズになり、
反響も即時に把握できました。
株式会社サンリオエンタ―テイメント
総務部 情報システム課 (左)課長代理 田原明弘様
(右)係長 鞆綱伸宏様
旧システムの課題
ピューロランドとハーモニーランドは、それぞれ別の発券POSシステムを使用していた。ハーモニーランドのシステムは16ビットの時代にピューロランドで開発し使用していたものをその後32ビット化する等改修して使い続けていたが、POS自体も老朽化が進み入替が迫られていた。
「ハーモニーランドでも、ピューロランドと同じパッケージを使うという選択もありました。しかし、会社として捉えたとき、同じシステムを2ライセンス使うより、同じシステムを共有できれば(折半になるので)コストを抑えられます。そもそも、パッケージ製品ではカスタマイズが容易でなく、欲しい機能が実現できなかったのです。」と田原氏は語る。
ピューロランドとハーモニーランドはもともと別会社だったが、2009年にサンリオエンターテイメントとしてひとつの会社になって以降、システムを統合していく方針も後押しとなり、同じシステムを使うという方針のもと、新しい発券POSシステムの開発が行われることになった。
アナログからデジタルへ:QRコードを使ったシステムへ
ピューロランドとハーモニーランドでは、半券をもぎってカウントしていた。
ピューロランドだけでも、年間150万人以上もの入場者を誇る同施設での回収・カウントの作業工数の手間は計り知れない。
システム刷新にあたり、どうしても欲しい機能、それは「QRコードを使った入場システム」だ。
「QRコードを使用することによって、即時の入場のカウントを取ることができるというのが一番大きな部分ですね。
カウントだけでなく、どんな種類のチケットが着券したのかが瞬時に分かります。また、有効期限のチェックもでき目視でのミスが無くなります。」と田原氏は語る。
スクラッチ開発を社外に依頼へ:その決め手は?
田原氏によると、作り直すにあたり選択肢は4つあったという。
- (1) 社内で田原氏・鞆綱氏が開発する。
- (2) ハーモニーランドで使っていたシステムを作り直す(後継のPOS筐体に搭載するかPC化)。
- (3) ピューロランドで使っていたパッケージ製品をカスタマイズしてハーモニーランドでも使用する。
- (4) 社外の業者にスクラッチ開発を依頼する
(1)は「時間不足」(2)は「コストがかかり過ぎる」と田原氏、鞆綱氏。
(3)は、コストもサポートも特に問題なかったが、田原氏は「パッケージ製品はカスタマイズが容易でなく、ちょっとした仕様追加や変更に際して時間と費用がかかり小回りがきかない。また、もう少しシンプルなUIをハーモニーランド側が望んでいた。」と話す。
そして、過去に基幹システム構築に関わった繋がりと、地理的に近く、何かトラブルがあってもすぐにサポートに向かえるというサポートの安心感から、弊社・ティアックシステムソリューションズ株式会社が依頼を受けることになった。
直観的で軽く使えるものを目指して
2014年のはじめくらいから、ティアックシステムソリューションズが提案しつつ、要件の検討を開始し、それは秋ごろまで続いた。
「メイン画面はすごい時間をかけました。」と鞆綱氏は話す。
田原氏、鞆綱氏は、直観的で軽く使えることを一番に考えた。画面デザインも両氏がリードする中で、当社担当プロジェクトマネージャがプロとしての意見を述べるというフレームワークで進められた。
ただ、ピューロランド側の考えがすべてハーモニーランド側の考えと一致した訳ではなかった。
田原氏は当時の状況を振り返り、場所も遠く離れている中で仕様をまとめるのが大変だったと語る。
「ハーモニーランドにもシステムの担当者がおり、また双方にオペレーターもいます。そうすると、必須な機能やそうでない機能などがそれぞれあり、ひとつの機能についても、違う使い方をしていたりして、こう動くものだろう、いやいやこうじゃない、こうだよ、というように喧々諤々と話し合ったこともありました。
システムを統合するということはオペレーションについても統合していく必要があるため、お互い譲れない部分も出てくるのです。」
いよいよ完成:まったく問題なし!
仕様が概ね固まったのは2014年9月、プロブラミングは2014年10月から始まった。
カットオーバー(システムの利用開始)は、ピューロランドが2015年5月、ハーモニーランドが6月であった。
ボリュームからすれば開発期間としては短い方だっただろう。
それも、仕様の検討を十分に行ったことが大きい。
本稼働時の田原氏の感想は、「思ったよりちゃんと動いた。」と笑みがこぼれる。
「突貫的に製造したところ、(テストを十分に行っていても)実際の現場で動かして
みないとわからない負荷的な部分などを懸念して、大きな不安があった。
でも、ちゃんと動いたんですよね。
本稼働初日が終わって、不安から安堵に変わりました。」と振り返る。
さらに、鞆綱氏が続ける。
「オペレーターも、練習も教育もほとんど無しで使えたんです!」
システムを更新してよかったこと!
- ピューロランドとハーモニーランドのシステムを統合できた。
- システムを統合したことにより、両施設の担当者がお互いのシステムを理解できるようになった。
- システムを統合したことにより、イニシャルおよびランニング費用が抑制できた。
- QRシステムの導入により、チケットの半券もぎり・回収の手間を削減、担当者のオペレーションも効率的になった。
- QRシステムの導入により、営業施策(キャンペーン等)の反響が詳細に、すぐにわかるようになった。
- 自社のオペレーションにフィットした非常に使いやすいシステムになった。
- キーボードレス・マウスレスでオペレーターの業務動線が効率的となった。
ティアックシステムソリューションズに頼んでよかったこと!
「ヒューマニズムですね。気さくな感じで。多少の無理もやっていただき、感謝しています。」と田原氏が話せば、鞆綱氏も「自分事として考えてくれました。」
「非常に親身になってくれました。」とのご評価を頂いた。
最後に
「いまやっとスタートラインかな、というところまで来ました。ここからどうしていくか」
と語る田原氏の目には、発券POSシステムをさらに良いものにしていこうという強い意志が表れていました。
もうすでにカスタマイズに着手している部分、さらなる計画もあります。私たち、ティアックシステムソリューションズはこれまでと同様、精一杯の誠意でサンリオエンターテイメント様をご支援させていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
アーキテクチャ構成
アプリケーション環境
Microsoft Visual Studio 2013 .NET Visual Basic
(Windowsアプリケーション)
Microsoft .NET Framework
4.5.1
使用環境
サーバー
構築環境:
VMware vSphere
OS :
Microsoft Windows Server 2008 R2
DB :
Microsoft SQL Server 2014 Standard
実行環境:
Microsoft .NET Framework 4.5.1
クライアント
OS :
Microsoft Windows 8.1 Pro (64bit)
DB :
Microsoft SQL Server 2014 Express
実行環境:
Microsoft .NET Framework 4.5.1