SAPフロント「購買情報マスタ 2拠点同時登録」DONGGUAN TEAC ELECTRONICS CO.,LTD.
- 導入ソリューション:intra-mart
ティアックグループは、社会の豊かさを追求し、お客様の要請に応えて高品質の製品を提供することを企業理念とし、創業以来、記録・再生技術への探究心を原動力に魅力ある製品造りを続けています。
2016年4月から中国と香港2拠点でSAP運用を開始。中国は生産工場、香港は部品の輸入と製品出荷の拠点です。
日本からの製品発注はSAP三社間連携を用いて受発注、出荷請求が連携されています。
中国、香港での部品仕入業務は二社間にて連携されていますが、会社コードで拠点分けされており、マスタ情報等はそれぞれ個別にSAP登録していました。
特に購買情報マスタの管理は中国側で行われ、購買担当者による通貨レート換算、中国、香港のそれぞれの仕入価格登録作業が煩雑となっていました。
海外仕入部品や転廠部品は中国購買担当と海外サプライヤとで見積から承認プロセスを経て価格決定、
海外部品は香港を経由し中国に輸入されるため仕入価格は海外サプライヤと香港間の価格、
香港と中国間は人民元取引の為、この間のレート換算を行う必要があります。
見積受領からSAP購買情報登録までのプロセスが長く、見積書を人の持ち回りで承認されています。
2拠点の購買情報登録項目をintra-mart起票画面に表示し、海外仕入価格を入力することで香港-中国間の価格を自動計算します。
見積受領からSAP登録までの処理スピード向上(承認プロセス短縮)、且つ価格精度は飛躍的に向上しました。
香港、中国SAPマスタどちらかに登録漏れは発生せず、必ず両方に登録され整合を保ち、会計アンマッチも無くなりました。