事例紹介

SAPフロント「購買情報マスタ 2拠点同時登録」

SAPフロント「購買情報マスタ 2拠点同時登録」DONGGUAN TEAC ELECTRONICS CO.,LTD.
- 導入ソリューション:intra-mart

お客様の概要

ティアック様

データ

ティアックグループは、社会の豊かさを追求し、お客様の要請に応えて高品質の製品を提供することを企業理念とし、創業以来、記録・再生技術への探究心を原動力に魅力ある製品造りを続けています。

  • ティアック株式会社
    https://www.teac.co.jp/jp/
  • 所在地:〒206-8530 東京都多摩市落合1-47
  • 拠点数:本社1、国内子会社4、海外販売関連拠点4、海外生産関連拠点2
    ※DONGGUAN TEAC ELECTRONICS CO.,LTD.は、ティアックの海外生産関連拠点のひとつです。

概要

2016年4月から中国と香港2拠点でSAP運用を開始。中国は生産工場、香港は部品の輸入と製品出荷の拠点です。
日本からの製品発注はSAP三社間連携を用いて受発注、出荷請求が連携されています。
中国、香港での部品仕入業務は二社間にて連携されていますが、会社コードで拠点分けされており、マスタ情報等はそれぞれ個別にSAP登録していました。
特に購買情報マスタの管理は中国側で行われ、購買担当者による通貨レート換算、中国、香港のそれぞれの仕入価格登録作業が煩雑となっていました。

課題:中国、香港の仕入価格を自動計算、自動登録による価格整合を図る

海外仕入部品や転廠部品は中国購買担当と海外サプライヤとで見積から承認プロセスを経て価格決定、
海外部品は香港を経由し中国に輸入されるため仕入価格は海外サプライヤと香港間の価格、
香港と中国間は人民元取引の為、この間のレート換算を行う必要があります。

  • 購買担当者は2拠点のSAP(購買情報・品目マスタ)メンテナンスを行っていました。
  • 2拠点の価格整合性が保てない、香港―中国間のマスタ不備による転送処理後の会計アンマッチが発生しています。
  • 部品の見積もり受領からSAP登録まで、人作業による持ち回り承認、確認作業プロセスが長く、工数が掛かっていました。

部品購入の流れ

導入:起票画面に2拠点情報表示、承認後SAP自動登録

intra-mart導入前の承認プロセス

見積受領からSAP購買情報登録までのプロセスが長く、見積書を人の持ち回りで承認されています。

承認プロセス

intra-mart導入後

2拠点の購買情報登録項目をintra-mart起票画面に表示し、海外仕入価格を入力することで香港-中国間の価格を自動計算します。

intra-mart導入後

導入:起票画面に2拠点情報表示、承認後SAP自動登録

見積受領からSAP登録までの処理スピード向上(承認プロセス短縮)、且つ価格精度は飛躍的に向上しました。
香港、中国SAPマスタどちらかに登録漏れは発生せず、必ず両方に登録され整合を保ち、会計アンマッチも無くなりました。

削減効果